晩秋とはいえ暖かさを感じた10月22日(火)、福岡サンパレスにて開催された
『第17回居酒屋甲子園』を観戦してきました。
『居酒屋甲子園』とは何ぞや、と思った人の為に説明します。
“居酒屋から日本を、世界を元気にする”という熱意を持つ外食産業の有志が、
自店の経営における考えや取り組みについて、ライブのようなエンターテイメント要素を
織り交ぜながら発表していくというもの。
オープニングアクトは『DRUM TAO』。和太鼓を中心とした圧倒的なパフォーマンスによって
会場全体が一気にその世界観に惹きこまれました。
その余韻を残しつつ、1420店舗から覆面調査・地区大会・最終予選の3段階の審査を経て
選出された5店舗が、当日会場にてプレゼンテーションを行いました。
各店舗の共通項として散見されたのは、人材育成や経営ビジョンを明確に示すこと。
自店のユニフォームを着用し、ショートムービー・寸劇なども取り入れた熱量一杯のパフォーマンスに
会場は大盛り上がり。ほぼ満席の来場者に強い印象を残しました。
全てのプレゼンを終えた後、来場者は「最も学びが得られた」「最も気づきが多かった」店舗へ
投票し、優勝店舗が決定しました。
第17回は、京都府の『乾杯酒場アホウどり聖護院店』。
同店では『アホウどりのトリセツ』というマニュアルを作成し、アルバイトで入店した新人にも
分かりやすくそして楽しく仕事内容や、お店の考え方を伝える工夫がありました。
同マニュアルは参考資料としても配布をされていましたが、人材育成・接客・理念などについて
関西人らしいお笑いのエッセンスを加えながら展開していました。
私がこのようなイベントに参加することが初めてで、来客数や華やかな演出に驚きましたが、
・審査過程を通して店舗改善を行うことで、より良い店舗運営が出来るよう審査項目を構成している
・当日の他店舗のプレゼンから「リアルな取り組み・仕組み」を持ち帰り、活かすことが出来る
など、外食業界全体の意識を高める為の知識獲得と共有が出来る場所であると感じました。
九州での開催は今回が初めてで、来年は例年通り横浜で開催されるようです。
大分県内の店舗も過去大会で、地区上位として選出または全国大会に進出しています。
第9回全国大会では、トキハ本店近くの『陽はまたのぼる 府内店』が優勝しました。
覆面調査員になったつもりで訪れてみるのも良いかもしれません。
(1月半ばに行きましたが、料理の量質ともに満足度高かったですよ!美味しかったです!:大野談)
報告者:Y